生食用アメリカ産じゃがいもがやってくる!?
- てんとう虫くん
- 6月22日
- 読了時間: 3分

今現在、アメリカからの輸入じゃがいもは、ポテトチップスなどの加工用に限られていますが、アメリカからの要請で、スーパーなどの店頭に並んで、家庭で調理する生食用のじゃがいもの輸入枠新設の議論が進んでいるようです。
ここでは、その問題点を皆さんと共有したいと思います。
問題① 病害虫の懸念
これは、日本政府も認めており、この点で今現在輸入規制を解除していませんが、じゃがいもには今、「シストセンチュウ」という害虫、そしてこの害虫によって引き起こされる病気で、発生すると収穫量が大幅に減るため、北海道などの産地では、シストセンチュウに汚染されないように、様々な対応をして拡大しないように取り組んでいる最中です。
そんな中で、病原菌に汚染されたじゃがいもが産地に紛れ込む(種芋などで)ことがあれば大問題になります。
問題② 安全性
アメリカ産のジャガイモにはジフェノコナゾールという農薬が使用されており、ジフェノコナゾールは動物実験で発がん性や、神経毒性が確認されたため国内では使用が禁止されていますが、加工用の輸入品に対してはレモンなどのチアベンダゾールやオルトフェニルフェノールのように「食品添加物」として、残留農薬基準の20倍もの使用を認めています。
ポストハーベスト(収穫後に行う農薬(殺菌)処理で、シストセンチュウ対策として使用が2010年から認められています。)
問題③ 加工用のじゃがいもも安全ではない
まだ、一般消費者向けに流通していないからと言って、安心はできません。
外国産を原料にしたポテトチップスからはネオニコチノイド系農薬、除草剤クロルプロファムが検出されています。
このクロルプロファムも発芽防止剤(じゃがいもの芽が出ないようにする)として、アメリカでは使用されていますが、日本では使用禁止になっています。
しかし、これもポストハーベストで「食品添加物」として、2006年から輸入品に限り認められています。
問題④ 国内のじゃがいも生産者に大打撃を与える
反面、国内のじゃがいもからは殆ど残留農薬は検出されていません。
厳格な使用基準を守っているからです。
これまで、アメリカが要請してきた農産物、小麦・大豆・とうもろこしは、かつて日本では自給率ほぼ100%でした。
日本では禁止されている農薬を広大な畑で大量に使用して、効率化を図った海外の農作物が価格面で太刀打ちできる訳がありません。
小麦・大豆・とうもろこしは今では殆ど輸入に頼っています。
いま、今度はじゃがいもが・・・引いては私たちの主食・米までもが狙われています。
私たちができること
私たちにできることは、まず「この現実を知ること」です。安さの裏には必ず理由があります。価格重視で、安い食品ばかりを買うと、安全な国産の農作物を担う農家が廃業し、値段ではなく、「手に入らくなります」
自分の身体に与える影響も顧みながら、たまに使用するのも悪くはありませんが、なるべく「国産の農作物を買う」ことで近くの農家さんを助けてあげてください。
私たちが極力、外国産農作物を「買わない・使わない」ことで、「売れないものは売らない」状況にすれば、アメリカから文句を言われても、「売れないから買わない(輸入できない)」と言えますね。



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